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専門家 Voice 上田氏と藤田氏が語ります。

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"世界に誇ることのできる、感動を与える日本産ワインを造る"そんな情熱と決意をもったワイン造りの専門家に、ワインとともに歩んだ道のりを楽しいエピソードと共にお伺いし、「ワインすき!」にレポートしていきます。

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2010/06/08ロバート・モンダヴィ ワインメーカーズセミナー

こんにちは、藤野です。今回は、5月17日に京王プラザホテルで行われました「ロバート・モンダヴィ ワインメーカーズセミナー」の様子をレポートします。

rm4_1.jpg セミナーの講師は、グスタフ・アレキサンダー・ゴンザレス氏(Gustavo A. Gonzalez)、セミナーのテーマは、「ロバート・モンダヴィのワイン造りの哲学とワインのスタイルを聴く」ワインのフィネスとエレガンスを感じるスタイルへの変遷、でした。セミナーの内容に入る前に、ロバート・モンダヴィ ワイナリーについて、簡単にご紹介しておきましょう!

アメリカのカリフォルニア ノース・コースト ナパ・ヴァレーに位置し、アメリカのワインと食の世界的なシンボルと言われています。1966年、ロバート・モンダヴィ ワイナリーが設立されて以来、世界のファインワインの革新的リーダーとして、造り手のリーダーとして、また、マーケッターとしても世界的に広く知られています。1979年、ナパ・ヴァレーのオークヴィルにバロン・フィリップ・ド・ロートシルト氏(当時のシャトー・ムートン・ロートシルトのオーナー)と共に「オーパス・ワン」を設立しています。

 セミナーでは、ロバート・モンダヴィ ワイナリーのワインメーカーである、国際派のグスタフ・ゴンザレス氏が故ロバート・モンダフ氏から受け継いでいるワイン造りの哲学を交えながら、彼自身の長年にわたる豊富なワイン造りの経験、栽培の広範な知識を通じて、6種類のワインのテイスティングコメントをそれぞれの産地と気候の特徴から、ワインメーカーの視点で説明してくれました。ABC(Anything but chardonnay)というように近年、アメリカでもシャルドネではない白ワインの人気ができているようです。ロバート・モンダヴィ氏は、常に品質と価格のバランスについて、品質の異なる3つのシリーズを、違った気候の地域のブドウを用いることで、可能にしました。それぞれがブドウ品種の特徴を良くあらわしています。

 ワイナリーについては、簡単ですが、このくらいにしておいて、セミナーでご紹介されたワインについて、触れていきましょう!

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1)ウッド・ブリッジ ソーヴィニヨン・ブラン2008

ノース・コースト ローダイ地区のソーヴィニヨン・ブランを使用しています。この地区の気候は、昼間は暑さが厳しいのですが、夜間には気温が下がります。全体には涼しいところなので、非常にデリケートなワインに仕上がっています。フローラルなアロマがあり、心地良い酸味があります。発酵は、ステンレスタンクを使用しています。ボディを与える為に、シュール・リー製法とバトナージュ(樽の澱を棒で掻き混ぜて均一にすること)を行い、クリーンで飲み易いタイプに仕上がっています。



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2)プライベート・セレクション・ソーヴィニヨン・ブラン2009

セントラル・コーストの気候は、夏でも非常に冷涼で、霧が多く太陽が出ない日もあり、ブドウを成熟させるには、難しい年もあり、1)よりもややハーブ香がありますが、味わいの凝縮度は高いです。香味に全く欠点がなく、きれいで美味しく飲めます。






81078_s.jpg3)プライベート・セレクション ピノ・グリージョ 2007

カリフォルニアでここ10年人気が出てきたブドウ品種です。果皮がピンク色で、個性はあまり強くありません。白ワインとして醸造するには、スキンコンタクトなどの手法は取らず、優しく圧搾して得られた果汁のみを発酵させます。カリフォルニアでは、品種表示できるのが、ブドウ品種を75%以上使用した場合なので、昔は、シャルドネなどのワインの25%部分に使用されていましたが、近年は、ピノ・グリージョ主体で造られています。これもステンレス・タンクのみの発酵で、完熟したブドウから、爽やかな酸味と瑞々しい味わいのワインに仕上がっています。


82822_s.jpg4)プライベート・セレクション・ピノ・ノワール2008

ピノ・ノワールは、ブドウの栽培自体が難しいのですが、それだけにワインメーカーにとっては、ワイン造りの魅力が大きくなります。カベルネ・ソーヴィニヨン(醸造期間は1~3週間)と違って、果皮の色素の量が少ないため、短時間(24時間)の醸造でいかにうまく色素を引出すかが重要となります。カベルネ・ソーヴィニヨンなどの醸造と違って、酸化し易いため、ルモンタージュ(発酵中の液を下から抜いて、上の果帽にシャワーリングする作業の意)ではなく、ピジャージュ(櫂突き)の穏やかな方法を使用しています。ブドウは、セントラル・コースト産のもので、素晴らしいストロベリーのような様のアロマがあり、非常に生き生きとした果実やクリーミーな味わいがします。

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5)ロバート・モンダヴィ フュメ・ブラン2007

ロバート・モンダヴィ氏が、1966年当時、アメリカでは主流であった甘いソーヴィニヨン・ブラン品種のワインと明確に区別するために考えたというのが、フュメ・ブランという名前です。辛口タイプであり、樽発酵を行い、ソーヴィニヨン・ブランの特徴を明確に出しています。ボルドー大学のドゥニ・デュブルデュー教授の意見も取り入れており、ナパ・ヴァレーの2つの畑のブドウを使用し、フローラルで、豊かな酸味、厚みのあるバランスのとれたワインに仕上がっています。



82019_s.jpg6)ロバート・モンダヴィ カベルネ・ソーヴィニヨン リザーヴ 2005

成熟度の良い房を選んで手摘みしたブドウを使用しています。除梗・破砕から発酵までの過程は、ト・カロンセラーのオークの木桶で行い、ポンプなどを使用しない自然の重力(グラヴィティ・フロー)を用いて、醸造され、フレンチオークの新樽(小樽)で18ヶ月間樽育成したワインです。2005年は降雨が多く、発酵前にタンクでセニエ(赤ワインの仕込み、醸し中に果汁を抜くこと)行っています。香りは、ブラック・ペッパーや黒オリーブなどの特徴があり、味わいは、重量感もあって余韻は長く、フィネスとエレガンスのあるワインに仕上がっています。

少し長くなりましたが、ワインのご紹介は、ここまでです。
セミナーでは、航空写真を使ったカリフォルニアの各産地の地形を見ながら、いかにブドウ作りに適した気候・風土に位置しているかの解説や、上記6種類のワインの試飲、グスタフ氏への活発な質問も寄せられ、活気のあるものでした。


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いかがでしたでしょうか?よろしければ、ご購入のうえ、感想など投稿していただけますと、嬉しい限りです。

◆お知らせ!
「ワインを買う」コーナーで今回ご紹介のワインを特集してます。
また、6月30日までに指定のワインに「レビュー投稿」いただいた方の中から抽選で1名の方に 「ロバート・モンダヴィ・カベルネ・ソーヴィニヨン・リザーヴ 2005」をロバート・モンダヴィ ワインメーカー グスタフ・ゴンザレス氏のサイン入りでプレゼントいたします。
詳しくは、特集ページをご覧ください。

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